日光浴

先日作成したブックカバーの片方を日光浴させてみた。ヌメ革で作ったのだけれども、日光に当てて艶を出したほうが長持ちするとのことで、二日間晒してみた。幸い汗ばむようなお天気が続いたのでたった二日間でも、上の日光浴をさせたものと、下のさせてないものとを比べるとかなり違う。写真の写り方によっても見え方が異なると思って、スマホの機能で撮り方も変えてみた。

一緒に写っているのは無印良品の万年筆。アルミのすっきりしたデザインが気に入って、同じものを三本のも買ってしまった。
外からインクが見えないので、インクの減り方が分からないのが少し不便ではあるが、細字なのでなかなかインクは減らないのでそれほど困らない。
鉄ペンなので少し固い書き味ではある。ガリガリ書く感じで、フローの良い色彩雫の松露を入れている。

最近読んだのは、講談社英語文庫の

Wildcat and the acorns and other stories(どんぐりと山猫)
and other stories

宮澤賢治の短編集で読書の秋にはピッタリの話。この本には他に

The Bears of Mt.Nametoko(なめとこ山の熊)
The Spider, the Slug, and the Raccoon(ほら熊学校を卒業した三人)
The Restaurant of Many Orders(注文の多い料理店)
The Ungrateful Rat(ツェねずみ)
The Nighthawk Star(よだかの星)
The First Deer Dance(鹿踊りのはじまり)
Gorsh the Cellist(セロ弾きのゴーシュ)
The Kenju Wood(虔十公園林)

が集録されているが、二週間ほどで読了。童話だけど知らない単語が多く、辞書を引き引きで、原文と照らしながらやっと読めた。基本的な単語だけど言い回しが難しかったり、情景を想像するのが難しかったりで結構苦労した。同じ単語を何度も引き直したりと、なかなか英語は上達しない。
この本も高校の時に読もうと思って買って、そのままになっていたもの。子供の感受性の強い頃に丁寧に読んでおきたかった。各話の題名の下に可愛らしい挿絵があるのも魅力。ヌメ革のブックカバーに入れて、鉄道旅行に持っていきたい作品ばかり。

散歩に出かけた途中で見かけた草花