ポストイット

ちょっとしたメモにポストイットをよく使う。ノートだと嵩張るし、過去の見られたくないものが残るので、ポストイットだとその場限りで使い勝手が良い。これまでは裸で持ち歩いていたのだけど、角がペロンとめくれたりするので、入れ物を作ろうと思い立った。

まずはどんなものがあるかのネットで調べてみたけど、あまり実用的なものが見当たらなかった。3Mの純正のものはあるのようだけど、自分の欲しい大きさのものはないようだ。しょうがないので自分で設計してみることに。仕事で使うのでなるべくスッキリしたもので、最低限の機能があればよい。つまりポストイットを本のブックカバーのように覆えればいい。しかし、本のように表紙を挟むことが出来ないので、少し考えた。初めはノリの着いた面を剥がして、革に貼ろうかと思ったけど、それでは粘着力が弱った時に落ちかねない。そこで一番下の面をうまく革の間に挟むようにして、最後まで平らに書けるように工夫してみた。間に挟むのが結構難しいが、何とかいい感じに収まることが出来た。

表の覆いの部分には、ちょっとしたカード入れにもなっており、咄嗟の時に備えて、今は名刺を入れている。革の厚さがちょうどよかったのか、閉じるとパタンという音が心地よい。筆記具も付けようかと思ったけど、ゴテゴテするので止めた。出来るだけシンプルなのが好みなので、結構気に入っている。出来上がって暫く使っているが、革の肌触りが何とも手に馴染んで、ついつい色んな所に持ち運んでいる。

ただ残念なことに、製作途中で菱目打ちの歯が一本欠けてしまった。まだそんなに使ってないのに、力の入れ具合が悪かったのだろう。念を入れて深くまで穴を開けていたのが悪いのか、雑誌を敷いて穴を開けているのが悪かったのか、ちょっと残念である。ただ3mmのは糸の太さに比べるとちょっと狭いかなと思っていたので、今度は4mmの菱目打ちを買ってきて、何を作ろうか思案中である。

3月というのにまだまだ寒い。近所の梅は綺麗に咲いているが、立ち止まって眺めていると、寒さが堪える。あまり外に出歩かないから体重は増加気味。春を探しに散歩に出掛けよう。