靴べら

靴べらを作ってみた。革靴が意外ときつく、外で脱ぎ履きするのに便利かと思って。
作り方を調べたら、100円ショップで原型となる靴べらを買ってきて、それに革を覆いかぶせればよいとのこと。どうやって靴べらの曲線を作ればいいかと思案していたが、なるほど納得。早速、近所の100円ショップで金属製の靴べらを買ってきた。革は端切れをこれまた100円で入手した。

型を作って、切り抜いて見たところ。表と裏で茶色と黒色と違う色にしてみた。いつもは型を作るのが苦手だけど、今回は原型があるのでそれに沿って作ればよいから楽だった。綺麗に作ろうと思えばコバの処理とか丁寧にしないといけないらしいが、道具も揃ってないので其の辺は適当に。使ううちに次第にいい感じになるだろう。

近所の公園に行って菱目を打って、糸を縫って完成。糸はたくさん余っている黒糸を使用。菱目は二股のしかないから真っ直ぐに打つのが難しい。糸を縫うのも慣れては来たけど売り物のようには綺麗にならない。糸の始末も我流。最後に革の中に固結びをイメージして止めているが、ちゃんんと止まっているか不安になる。留め方をネットで探してもイマイチ良く分からなくて、何時か教室にでも通いたいと思いながらも、そのままとなっている。まあ、ほどけてもまた縫い直せばいい。
一緒に写っているのは鍵ホルダーと静電気よけ。鍵ホルダーは作ってから大分経っていい感じの飴色になってきた。色のついてないヌメ革は味わい深い。この風合いを眺めているだけで次を作りたくなる。
静電気よけは電気持ちにとってこの季節の必需品。これでドアノブとかに事前に触れるとビリっと来ることがなくなる。たまにうっかりすることもあるが、次回からは靴べらと共にポケットから取り出すのが楽しみだ。